塗装工事について
塗装工事について
塗装工事を行うと住まいの美観が整い、新築時のような美しさを取り戻します。もちろんそれも大切なことなのですが、塗装工事は本来、建物の耐久性・防水性を維持していくために行われるものです。
つまり塗装工事を行わないでいると、建材はどんどん劣化していってしまいます。建材の劣化は雨漏りを引き起こし、住まいの耐久性低下の原因となってしまいますので気をつけましょう。
塗膜は太陽の紫外線、雨や雪、排気ガスの汚れなどが原因で劣化してしまいます。塗膜が劣化する=コーティング機能が衰えるということなので、定期的な塗替えが必要になってきます。
外壁に手で触れた際に、白い粉状のものが付着するチョーキング。塗膜のひび割れや、外壁そのものが苔などで汚れているなど、これらはすべて塗膜が劣化しているサインです。
一般的に塗替えの目安は約10年前後といわれますが、使われている塗料の種類によっても変わってくるため、上記のような症状が見られた際は塗替えをご検討ください。
外壁に塗装を行うように、屋根にも塗装工事は必要です。通常、屋根は外壁よりも過酷な環境下にあるため、耐用年数の長い塗料が選ばれる傾向にあります。また機能性塗料を選ぶという点も視野に入ります。
ただ、屋根は外壁と違い、お客様での目視チェックは困難です。そのため外壁に劣化があらわれたら、屋根も塗替えてしまうのがオススメです。
外壁同様、屋根も天候の影響が劣化に強く出る部分です。加えて日光による熱の影響が顕著であり、夏場の日中は70~80度の表面温度を記録することもあります。こちらは機能性塗料で対策することが可能です。
外壁塗装も屋根塗装も足場を組んで工事を行います。つまり外壁塗装と屋根塗装を別々のタイミングで依頼すると、それぞれに足場工事費用がかかってきます。
外壁塗装と屋根塗装、セットで依頼するというメリットは、こういったコスト面の節約ができるという点もあります。
ウレタン塗料 | 耐用年数:7~10年 | 鉄・木・塩ビなど、さまざまな材質に塗装できる塗料。 |
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シリコン塗料 | 耐用年数:10~13年 | カビや藻、結露を防止する塗料。防水性も高い。 |
ラジカル塗料 | 耐用年数:10~13年 | 塗膜の劣化を進行させる原因を緩和させる塗料。 |
フッ素塗料 | 耐用年数:15~20年 | 耐久性が高く、経年で汚く見えることがほとんどない塗料。 |
無機塗料 | 耐用年数:16~20年 | 耐候性が高く、不燃性がある塗料。 |
遮熱塗料 | 耐用年数:10〜20年 | 近赤外線を反射し、熱がこもるのを防ぐ塗料。 |
塗料を選ぶ際、最も大切なことは『お住まいにあった塗料を選ぶこと』です。それぞれの塗料に特徴はありますが、すべての塗料がご自宅に合うかというとそうではありません。塗料の耐用年数は環境にも大きく左右されますし、塗る建材の種類もふまえて選定しなければいけません。
実際には現地調査で、ご自宅の建材や環境を考慮し、最適な塗料をご提案いたします。ご予算が決まっている方は一度、当サイトの料金シミュレーションでもご確認ください。